忍者ブログ

Zの窓口

10天体と感受点の基礎情報

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

10天体と感受点の基礎情報

本日は、10天体と感受点に関して基礎的な情報をお伝えします。
この記事もコピー可の記事です。プリントアウトなどなさって、あんちょことともに解読時にご使用くださってOKです。
ただし、ノードに関しては、後で補完情報がございます。まあ、それを言ったら他の10天体でも、補完情報は後出しでいくらもあると思いますが、とりあえずということでご了承ください。学びながら身につける講座なので。
この記事は、あくまでも基礎情報の伝達なので、すでにいただいておりますご質問への回答は後日になります。

10天体の基礎情報
☉=太陽 (獅子座の支配星)
すべての天体を統合したもの、自分自身、自我、意識、意志、活力、生命そのもの。
主要10天体の中でも、もっとも重要な天体。
人生のトータルでの個性や目的、人生の全体的傾向などは太陽が持っている。当然、性格にも表示されやすい。
それらの解読は、太陽の入っているサインや、太陽が持つアスペクトなどが手かがりとなる。
人生の中で、太陽の健全な表現ができれば、その背景にあるサインの個性や才能などが素直に出るが、マイナス面が出る場合は、サインの個性が屈折していたり、抑圧されていたりすることも多い。
<象意> 王、元首、権力者、社長、父親、家長、女性の場合は夫も表示する。
<部位と症状> 心臓、動脈、脳、筋肉、腱、背、男の右目、女性の左目、生命力の減退。

☽=月 (蟹座の支配星)
幼年期、感受性、記憶、情緒、無意識、満ち欠けする変易性、母性。
太陽の対極をなす天体で、能動の太陽に対して受動の月。
太陽は人生全体を管理するが、月はプライベートな生活、日常での働きをしやすい。太陽が人生の成果や目的とすれば、月はその動機になることもある。
背景サインの特色を強く受け、太陽よりも月星座の個性の方が強く出ているケースも多い。
アスペクトを持つ他の天体の影響は、かなり強く受け取る。
基本的に受信に働く星なので、幼年期からの数多くの情報を潜在的に蓄積させており、それがたとえば好き嫌いといった情緒的な反応を作り出することもあるし、また無意識的に人生の選択に関わることにもなる。
健全な月の表現ができれば、背景サインの個性やアスペクトが情緒面に好ましい形で出るが、マイナス面が出る場合はそれらの個性がデリケート、不安定、過度といった形で表現されやすい。
幼年期や内面性に強く関わるので、いわゆるインナー・チャイルドをチャート上表現する天体でもある。
<象意> 母親、主に既婚の女性、一般大衆、男性にとっては妻も表示する。幼児。公共事業者。日常の生活に存在しているさまざまな日用品や食料品など。
<部位と症状> 乳、胃、胸部、リンパ、子宮、男の左目、女性の右目、体液の循環不調(リンパなど)。

☿=水星 (双子座と乙女座の支配星)
知性の方向性や特質、言語やその能力、他者とのコミュニケーション、会話の傾向、あるいは日常的な仕事の能力にもかなり関わる。
太陽は男性的、月は女性的だが、水星は中性的な星。
水星の各種能力は、やはり背景サインやアスペクトを取る天体からの影響によって大きく左右される。
健全な形で使うことができれば、それらの特質が発展的に生かされやすい。しかし、マイナス面が出る場合は、上記の水星の資質の発露がうまくいかなかったり、背景サインやアスペクトを取っている天体の好ましくない面が出たり、また教育課程での問題などになることがある。
<象意> 年若い人物、教職など教える立場の人間、文筆家、知的な職業、商業、電話や通信、郵便、会計や経理などの事務。
<部位と症状> 肺など呼吸器官、舌、口、声帯、腸、手、指、神経、脳神経、聴覚器官、毛髪、過呼吸、ぜんそく、神経的なものが原因で起きる諸症状。

♀=金星 (牡牛座と天秤座の支配星)
人生上や生活上の楽しみ、喜び、愛情、恋愛や官能、お金や財。
男性のホロスコープ上では好むタイプの女性、女性のホロスコープでは自身の愛情傾向。
金星が強くアピールしている人は、愉快なこと楽しいことを好み、明るくて魅力的、楽しい人物像となるが、マイナス面が強く出ると、見栄っ張りであったり贅沢であったり、好ましくない金銭感覚(ルーズやケチ)、あるいは易きに流れる(楽をしたい)傾向を持つなどのことが生じてくる。
背景サインとアスペクトを持つ他の天体によって、どのようなことに喜びを感じるか、どのような愛情傾向を持つかといったことも変化するし、金運なども発展性や問題点も違ってくる。
女性性の強い星であり、火星と対をなす。
<象意> 未婚の女性や若い女性、歌、芸術、美しいもの全般、宝石貴金属、アクセサリー、香水、ファッション、花、園芸、芸能的な活動、金銭や資産、金融。
<部位と症状> 腎臓、首、咽頭、甲状腺、顎、胸腺、臭覚、静脈、生殖作用や機能の不調、糖尿病。

 
♂=火星 (牡羊座の支配星、蠍座の副支配星)
戦う力、勇猛果敢な気質、好戦的な気質、男性的気質、積極的な活動力。
自分自身を対外的に打ち出す力、個人としての技能、才能。
男性のホロスコープでは自身の性愛や愛情傾向、女性のホロスコープでも性愛傾向を示すほか、好みの男性も表示する。
対外的な行動を支配する火星は、基本的に男性原理的な要因が強く、金星と対をなす。火星が強く表面化した場合、女性でも男性的な気質を持つことがよく見られる。
背景サインやアスペクトしている天体との関係で火星らしさを発揮し、サインの能力や気質を打ち出せたり、アスペクト関係にある天体の才能と技術を結びつけたり、そのことへ積極的に関わるようにさせるが、マイナス面が出ると、争い事を生み出したり怒りや粗暴さといった気質に反映されることもある。
スポーツや何らかの資格といった、特定の技能に強く関わる。
<象意> 火、熱、エネルギー、活力、動力、技術、資格、スポーツ、争い、戦い、軍人、警察官、事故、刃物、銃器、機械、機器、外科手術、ヤクザ。
<部位と症状> 性器、膀胱、腎臓、鼻、額、筋肉組織、胆嚢、左耳、血管、熱を発する病気や症状、痛みや炎症を伴うもの、外傷、手術など刃物を要する状態。

♃=木星 (射手座の支配星、魚座の副支配星)
拡大と繁殖、膨張する力、援助的な力、貯蔵することにも関わる。自分の持つ社会性、社会との関わりも表示する。
「幸運の星」という呼ばれ方もするが、それは非常にわかりやすい表現で、実際には物事の発展や拡大が「良いこと」と認識されるから、そのように感じられると考えた方が正しい。
個性としては寛大さや楽天気質を作り出すが、良くも悪くもおおざっぱと言える。マイナス面として表現されるときは、背景サインやアスペクトしている星を好ましくない形で助長する傾向があり、ルーズさや無計画、無責任、肥満、怠慢などの形を取りやすい。
コンディションが良好であれば、木星の入っているサインやハウス、また特にソフトアスペクトしている天体が示す事柄は、その人にとって発展的で良いと感じられるものになることが多い。
<象意> 法律など法曹界、壮年の男性、外国、大学、宗教、哲学、図書館。
<部位と症状> 肝臓、膵臓、大腿部、臀部、足、耳、触覚、動脈、肥満、肥大、過剰な状態、高血圧、座骨神経症。

 
♄=土星 (山羊座の支配星、水瓶座の副支配星)
制限や削減、抑圧、冷却といった機能と質を持つ。が、はっきりとした形や成果を作り出し、安定化させる力も持つ。土星は現世での完成される自己を表現する。
「不運」そのものを表示するとも言われるが、それは土星が前述のような抑制する機能を強く持つためで(木星の逆)、物事の進展や発展を阻害したり、身体コンディションも冷えなど、生命活動を低下させるような働き方をしやすいため。
人の人生にある種の困難さや負荷を与えるのもこの星であることが多いが、これはその人自身を成長させる大きな要因となっている。自己を完成させる星なのもこのため。
プラスの場合は勤勉さ真面目さ、思慮分別や良い意味での現実主義を生み、出来事としては安定化や整備された状態、規律のある状態に寄与する。
マイナス面では冷ややかさや厳しさ、気鬱さや陰険さ、また強いマイルールを作り出し、他者の意見を聞き入れず、自分の非を認めないなどの傾向を生む場合もある。困難な状況や疾病、逆境的な人間関係として表面化することもある。
義務や責任、規律といったことにも関係が深く、厳しい報復的な取り締まり等を表現することもある。
<象意> 政治家や実業家、学者などステイタスが高い職業、年配者、老人、晩年、伝統や格式を持つもの、農業や林業、鉱業、整骨やマッサージ、鍼灸、石、貧困、孤独。
<部位と症状> 肝臓、膵臓、骨、関節、歯、皮膚、右耳、膝、関節などの不調、発育不全、冷えから来るさまざまな不調、鬱、癌。

♅=天王星 (水瓶座の支配星)
変革、改革、革命の星。突然の出来事や予期せぬ変化。
平凡さを嫌い、自分と他者を区別する質を持つ。その意味では、土星とはちょっと毛色の違うマイルールを持つ。
プラス面ではユニークさや独創性を生み、新しい局面を作り、常識を変える力を発揮する。マイナス面では常識を欠いたり、奇人変人的なパーソナリティを生んだり、離別・離反や変事をもたらす。
安定した生活を幸福だと考えると、天王星の「変化」「突発的な出来事」は迷惑であることも多く、とくに人間関係においては別れなどに関わりやすい。
しかし、この星の作用が存在しないと、世界は土星という規律や常識、現実が支配した世界に留まってしまい、なんら新しい変化は生じなくなってしまう。
<象意> 新規なるもの、革命や発明、専門的で先端的な知識や技術、航空機や航空業界、宇宙工学、電磁波を使った技術、電波や電力に関したもの、科学者、先端的な技術や学問の研究者、放射線、占星術。
<部位と症状> 脳膜、腹膜、脳、脊髄、体液、視野、神経、けいれんや発作、ヒステリー、てんかん。

♆=海王星 (魚座の支配星)
イマジネーション、霊性、感受性の豊かさ、芸術性や深い精神性、献身性などに関わる。
霊的には、不可視の領域からのインスピレーション、あやふやで形状のはっきりしないもの、正体のつかめないものとの接点となり、スピリチュアルな感覚や影響も表示する。
月と同様に受信に働く星であり、そのため個性としても、感覚型で人や状況の影響を受けやすい人格を作りやすい。人に感化されたり感情移入もしやすかったりするので、強い同情心や他者への献身性も生む。
マイナス面に傾くと、迷いを多くし、自分を見失う、際限なく受信してしまい異世界からの浸食を受ける、錯誤や錯覚、幻覚、虚言、妄想的な傾向として表現されることもあるし、現実的に生活を不安定にさせ、流されるような人生になることも。
出来事に関与すると、安定した状態を不安定にする効果が高く、雲散霧消させるように立場を消したり弱めたりすることがある。
芸術性やセンスの強化、他者への貢献や献身に生かせればプラス面となる。なにかものをイメージする職業の人間は、この星の力を例外なく必要としている。
<象意> 芸術、音楽、ダンスなど律動的なもの、医療、薬(麻薬、覚醒剤、ドラッグ、ハーブなども含む)、介護や看護、奉仕的活動、セラピスト、アロマ、エステなどの癒し系のマッサージ、水商売、風俗、ガス、石油やさまざまな液体、アルコール、海、隔離された施設や環境、修道院、収容所、慈善院、孤児院。
<部位と症状> 人の感受性や知覚、精神面、耳、音感、妄想、精神的な不安定、アルコールや薬物による中毒、薬品による害、伝染病や原因の定かでない疾病。

♇=冥王星 (蠍座の支配星)
死と再生、破壊と復活の星。極端な対極性を一個の星の中に持つために、オール・オア・ナッシング、白か黒かなど、きわめて極端で絶対的強制的な出方をしやすい。
そのため出来事でも、全てを失うとか、破滅的な経験につながることもある。
人物としても非常に支配力のあるカリスマとして出現することもあれば、独裁者となることもある。マイナス面として働くと、極端なアクの強さや強すぎる執着、強欲となることもあるが、有効利用できる場合は、これ以上はない創造力となってサポートする。
またこの天体が強く影響を及ぼすときは、人生上の大きなリセットも起き得る。天王星が現状からの改変だとすれば、冥王星はそれ以上の根本的な改変になる。
<象意> 地下、墓地、性、霊の世界、検死官や斎場、葬儀屋など死に関わる仕事、探偵(秘密を探る)、心理学や物理学など深層的な学問の研究者、祖先、遺伝、マフィア、独裁者、核、原子力、プルトニウム。
<部位と症状> 生殖器、泌尿器、直腸、ホルモン、遺伝的な要因を持つ疾病、アレルギー。



【主要感受点の基礎情報
※ この講座で「感受点」は、天体と違って実体は存在しないけれど、重要なポイントという定義。


☊=月のノード(記号はノース・ノードであるドラゴン・ヘッド)
黄道(太陽の軌道)と白道(月の軌道)の交点。計算上の感受点。
基本的に12星座を逆行し、約18年ほどで一周する。
月のノードには、月の上昇点であるノース・ノードと下降点であるサウス・ノードがある。別名、ドラゴン・ヘッド、ドラゴン・テイルと呼ばれるが、これらは常にホロスコープ上では正反対の星座の同じ度数にある(オポジション関係)。
ノードは人間関係を表示すると言われるが、近年の研究では前世からの因縁を表示するという意見も増えてきている。従来の考え方では、ノース・ノードは金星と木星のような性質、サウス・ノードは火星と土星のような性質を持つ、といわれてきた。
ヘッドであるノース・ノードは、人生上のプラスとなる人間関係や過去生の良いカルマ(幸運)。
テイルであるサウス・ノードは、人生上の課題となる人間関係や過去生の悪しきカルマ(不運)。
このような考えではヘッドが「良き因縁」「幸運」、テイルが「悪しき因縁」「不運」を表示してるわけです。
※ この解説は、古典的占星術からの定理として、このようなことが情報としてあった、という解説だとご理解ください。(つまり、また詳しい解説を後出しします)
 

ASC=アセンダント
出生時の、あるいはトランジット(経過)のある瞬間のホロスコープの東の地平線。1ハウスのカスプ(境界線)。
(アマテルの表示では、ACとなっています)
この世での自分のありよう。この世に生まれてこようとする命が、その扉を開くポイント。
本人の容姿、第一印象、雰囲気など、外側を取り巻いている部分に関わる。
ある星座の出生アセンダントを持つ人を統計的に集めたら、完全に統一されるわけではないが、なにがしかの共通した顔や外観の傾向が感じ取れる。
たとえば射手座のアセンダントの人を集めたら、幾通りかのパターンはあるものの、似た顔を類別できる。遺伝的要因もあるので、過大評価はできないが、出生時間が不明の人間の鑑定をするときにも、アセンダントを特定できれば一つの解読の手がかりになる。
また、これは一般的に言われていることではないが、アセンダントはあの世とこの世の結節点で、前世と今生の境界線になっている可能性がある(独自の見解)。
多くの人は前世からの経験を礎にして、この世に生まれるが、この基礎的なものがアセンダントには表現されている可能性もある。


MC=南中点
ホロスコープのある瞬間の空の頂上。
ネイタルでは、この世に生まれ出た命の、この社会の中でのありよう。
個人のホロスコープでは、主に社会の中での顔になる。ASCがプライベートも含む個人のありようを示すのに対し、MCは社会生活の中で作り上げられる個人の顔に関わっている。
結果的にこれは社会のステイタスや職業、世の中で何をやっているかということの表示につながる。
この中には仕事が強く表示されることもあれば、「○○さんの奥さん」という付随的な表現が含まれることもあるし、営利的な活動以外の福祉や奉仕の活動などが含まれることも考慮しなければならない。要するに周囲から見て、「あの人は何をしている人なのか」ということに、かなり関わっている。

というところが、10天体と月のノード、ASC、MCらの解説となります。
これらは講座スタート時に、当面使っていく天体と感受点です。
したがって、もっとも基礎的なものとご認識ください。

12星座がそうであったように、じつは天体もいろいろな切り口で理解しやすくなります。
それは次回以降にいたします。
基礎があったほうが、そのへんも理解しやすくなると思いましたので。
まずは主要10天体の解説を優先させ、その後にRIEさんからご質問のあったノードについて再解説します。順序としてはそうしたほうが、たぶんノードについても理解してもらいやすいと判断いたしました。
PR

コメント

プロフィール

HN:
ゼファー
性別:
非公開

P R

最新コメント