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ポウラリティと類似性(12星座)

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ポウラリティと類似性(12星座)

7期は、面白いですね~。
あ、すみません、個人的感想から始めてしまって。(笑)

いろいろと反応も活発なので、私もやりがいがあります。
反応がないと、「大丈夫かな」と私も不安になりますし。

本日の記事は、お問い合わせのあったことに対して、それに答えつつ、前回の12星座の解説も補強しておこうというものです。
重複する部分もありますが、ご容赦くださいね。

12星座のことを解説しようとすると、いろいろな切り口が、じつはあるのです。
3要素を組み合わせて構築するのも一つですし、魂の成長プロセスとして理解するのもとても役に立ちます。
で、今日は最初にお伝えしたいのが、ポウラリティという考え方です。
これは、後で出てくるハウスの理解にも適応できますので、覚えておいてくださいね!

ま、ポウラリティなんて言葉を覚えていただきたいわけではなく、その中身を理解してもらったらよい。
サインやハウスには必ず対極性があります。これをポウラリティといいます。

どういうことかというと、対向星座(180度で向き合う星座、自分を1として数えて7つ目の星座)にはかならず相反する意味が込められているのです。

牡羊座=自意識の発露、自分がやりたいことの衝動
天秤座=他者との調和、他者との関係の中での自分のあり方


これなどは非常にわかりやすいわけです。
牡羊座はすべての星座の発端で、生まれたての魂の「やるぞ~!」とか「体験したい~」「実感を得たい~」という欲望が強く、そのために自分中心というか、他者があまり意識されない状態です。
これに対して天秤座は、最初から人を意識しています。人にどう見られるかというのもありますし、人との間に調和関係を作り出したい。
人などどうでも良くて自分のやりたいことをしゃにむにやる牡羊座と、人のことが気になってしょうがない天秤座は真逆の性質です。
ところがこの二つの星座は、自分か相手か、そのどちらかを強く意識するという意味においては、通じている部分もあるのです。

こういう対極性が、対向星座にあるのです。
対向性は相反する意味と、違っているのだけれど、似ている部分があります。

牡牛座=所有すること、肌で実感を得ること
蠍座=所有されること、心の深いところでつながること、一体化すること

 
双子座=知識の収集と拡大、初期の学習
射手座=集めた情報を貯蔵し、さらに学問的に押し上げる、高等な学習

 
蟹座=母性や家庭という限定された世界での情操、最小単位での創造
山羊座=社会やそれに伴うステイタスなど、世の中での野心や達成、個人がかかわれる範囲での最大単位の創造

 
獅子座=エゴの強化とプライド確立、強いリーダー・シップ、自分を中心とした満足
水瓶座=公共的で博愛的な精神、理想の実現とそれによる満足、独創性を得ることでの満足

乙女座=細部に行き届く神経、有能な実務能力
魚座=制限なく拡散する感受性、現実的でない夢想能力

といったキイワードを挙げてみました。
これはもっと別な言い方も可能です。どういう切り口で見るかというところもあるので。

獅子座と水瓶座は、真逆なのがエゴの部分です。獅子座はよくわがままで自己中心的な星座といわれますが、これは人が成長過程で自分のエゴを確立する時期があるのと同じです。それを強めないといけないわけです。
水瓶座は博愛の精神を持ち、多くの人の理想の世界を作ろうとしますが(個人の性格や行動ではなく、星座の意義として)、その場合、個人のエゴは脇にやられたり抑制されねばなりません。
しかし、獅子座は水瓶座的な世界を意識するからこそ自分を強化しますし、水瓶座も博愛行動をとりながら、その実、内面的には獅子座のようなエゴを内在させています。
どちらも個性が強いという意味では、似た面もあります。水瓶座も独自性が強く、人と交わらないところもあるので、獅子座的なエゴの強さに見えてしまうことすらあります。

乙女座と魚座は外側から見たときには、どちらも献身性があったり、人のために役立とうとする行動をとることがあります。
これはなぜかというと、乙女座は実質的にそばにいる人のために役立つ人間でありたいという、リアルな考えを持つからなのと、魚座は感性的に人に共鳴して、自他の区別があまりない星座なので、つい相手のために情で尽くしてしまうという面があるからです。かわいそうだからしてあげたい、的な反応です。
これが外から見たときには似ている。
でも、中身は違っているわけです。

献身性というキイワードでくくった時に、12星座でクローズアップされるのは乙女座と魚座です。
その動機になる部分が違うのですね。

忍耐力、我慢強さということでいえば、牡牛座と蠍座は突出しています。
共に不動宮で、頑固で動かない。
執着心もどちらも強い。
似ているのですが、牡牛座の感覚は非常に現実的で肉感的なもので、蠍座の感覚は深い情に根差しています。
所有ということにも、どちらもかかわりが強い。
たとえば結婚相手との関係でいえば、牡牛座の所有は現実的で、この人とはなれたら生計が成り立たないとかスキンシップが失われるのが嫌ということであるとすれば、蠍座の所有は、この人と離れるのはあり得ないとか、心が引き裂かれるとか、そういう感覚に根差しているわけです。
(これはわかりやすい表現をとっていますので、ご容赦ください)

双子座の知識が広く浅くだとすれば、射手座は集めたものを研究したり学問にしたり、非常に深いところを目指します。
でも、外から見たらどちらも知りたがりなのです。
知ろうとすることにこの二つの星座は深くかかわっています。ただしそれぞれの知の到達点は異なります。

蟹座は家族のような最小単位での充足を求めます。しかし、山羊座は野心的で社会の中での成功を求める星座です。
(あくまでも星座の質の話で、個人がどうかという話ではありませんよ~)
家庭という単位で見たら、家族の幸せというのが第一のはずで、そこには情に根差した満足が当たり前にあります。母が優しいとか、家族が団らんであるとか。
社会の単位で見たら、ステイタスを得ることや給料や実績を得ることが第一で、そこには現実というものが横たわっています。成功のためにはこれだけの努力をしなければならないとか、どういう計画を立てるかとか。
しかし、蟹座も家族を守りたいと思っているし、山羊座も自分の地位を守りたいと思っているのは同じです。

このような対極性と、対極であるからこそ通じるものがあるという理解を持つと、12星座の理解がうまく進みます。これについては前回の記事の中にも織り込んでありますので、よく読んでもらったら伝わると思います。特に天秤座以降の星座は、対向星座との関連で解説しています。

ポウラリティというのは、相反するものと、違うけれど通じているものの両面を持ちます。

星座においては相性というのがあり、
火と風
地と水
このエレメント関係が相性が良いといわれています(相性占いなどでもこれは当たり前に使われます)。
風と地、火と水などは相性としては悪いわけです。

このポウラリティは、かならず相性の良い星座間で発生します。
つまり対極性というのは、かならずしも悪いわけではなく、違っているけれどそこに通じるものがあるので、だからこそ「補完」に働くという効果もあるのです。
ないものを補う、そのためには対極星座が役にたつというわけです。

このような考え方は、ハウスでもありますので、覚えておいてくださいね。

もう一つお伝えしておきたいのは、これは今までこのことをうまく表現するポウラリティみたいな単語にはお目にかかったことはないのですが。
12星座の関連性においては、必ずこういう法則があります。

苦手なものは後の星座が持っている


ということです。
これは前にもちらっと火のエレメントと地のエレメントの関係で触れました。ここに、みっちゃんが食いついてこられました。(笑)
今日はもう少し詳しく解説しますね。

たとえば牡羊座のようなやる気満々の人間は、目的意識をもって動き出すことには突出しています。
スピード感があります。レーサーのようなものです。
しかし、本当にものを獲得していくためには、このような勢いだけでは何事もなせません。
牡羊座がF1マシンだとすれば、牡牛座は鈍重でもブルドーザーのようなものです。
動きが遅くても、着々と道を作ります。
牡羊座は道がなくても進めるのですが、それでは誰もついてきません。
道を作ってくれる牡牛座がなくては、後に続く人がいなくなってしまいます。

ところが牡牛座のように、固定され現実的な、不動と地の組み合わせだと、毎日毎日同じような業務を忍耐強く続けることはできても、新味というものは何もありません。
これで満足できる人もいるのですが、多くの人は飽きてしまいます。
牡牛座は大変にマイペースな星座ですが、そのペースに付き合っていると日が暮れるということもあります。
双子座はこの後を受け、人の知識欲を最大限に発揮して、次々に新しいことを知ろうとしますし、牡羊座に劣らないくらいフットワークが軽いのです。なにせ、柔軟の風です。
こうして牡牛座では到達するのに何年もかかるようなことを、双子座は短時日でやってのけてしまいます。

双子座の柔軟な風は、非常に乾いています。知識にばかり走り、おしゃべりばかりに終始するわけで、そうなると人は普通、満たされないものを感じるようになります(すみません、わかりやすい表現をとっています。どの星座に対しても貶めるような意図はございません)。
それは毎日毎日テレビや映画ばかりを見て、多くの情報やドラマに触れるのをおなじです。そこには感動的なものもあるかもしれませんが、しょせんは情報としての疑似体験にすぎません。
蟹座はここを完全に、人の情操としての満たしを行えます。
母の愛や、家族のだんらんといった交流は、双子座ではなしえないもの、欠けているものということになります。

しかし、家族の中ではぐくまれた密着感というのは、時に息苦しいものです。
獅子座に至ると、エゴを確立してこれを脱していこうとします。つまりは反抗期や自立というのが、ここでは起きてくるわけです。
蟹座的な共生は、個人を弱めます。
また内輪だけでの感情交流に終始しますから、異物への拒絶は非常に強いのが蟹座で、とてもデリケート。
やはり弱い。ですから、獅子座では個人の強化というのが、最優先で行われるわけです。
エゴというと悪い印象もあるかもしれませんが、誰でもそうですが、自分という存在を確立させることは必要で、これがないといつまでも親離れができないままになります。
また人は自分の尊厳を維持するために、よい意味でのプライドを持たねばなりません。
その役目は獅子座にしかできないのです。

乙女座は個人のエゴが持つ「おれおれ」みたいな自己主張では済まない問題を解決します。
子供が自己の存在を誇示したところで、たかが知れているのと同じで、人間はこの現実の中で役に立ってなんぼという側面もあります。
乙女座はエゴの主張をうまく切り替えて、「おれはこうなんだ」「おれはこうしたいんだ」ではなく、「こうすると、ほらうまくいきますよ」というような主張に翻訳してしまうのです。
それは結局、たいていの人を納得させ、利益をもたらします。獅子座が社長だとすれば、乙女座は秘書のような星座です。

こうして乙女座は、非常に役に立つ星座として機能するのですが、柔軟の地という組み合わせは、自分が役にたとうとして有能であろうとするあまり、他者に対しても厳しい判断を下します。
自分に厳しいので、他人にも厳しい。批判精神です。
それが行き過ぎると、人間関係にも問題が生じてきますが、ここら辺を如才なくできるのが天秤座です。
対人関係の調和に重きを置く天秤座は、考えることで人をうまく理解して、関係性を調和的な方向へ導こうとします。双子座の段階で集められた知識や情報が、ここでは人間関係のために使われるのです。

しかし、天秤座のような人の顔色を見るプロセスに入ると、他人に翻弄されてしまうことにもなります。
蠍座は表面的なこうした人の言動に右往左往するのではなく、「何が人にそうさせるか」とか「その人の本質に何が潜んでいるか」といったことを洞察しようとします。
そうすることで天秤座の持っていた優柔不断や人を意識するあまり自分を見失うということを回避できるのです。
そのためには蠍座は、社交的に人に付き合うのではなく、人を見つめながら、奥底へわけ入っていこうとします。
蠍座の他者との一体性を求める気質と愛情における嫉妬などは、深いところで理解するためには相手と一体とならなければならないからで、その相手への入れ込み方がずば抜けているからです。

その蠍座ではあまりにも濃厚な人間関係が発生しますし、相手を洞察するために深いところまで入り込むと、自分が相手の支配者となったり、自分が相手に支配されたりと、すごく極端な現象ともなって現れます。
相手との距離があまりに近づくと、これは意識は閉鎖的になり、白か黒かしかなくなりますし、相手との価値観が絶対的なものになってしまいます。
射手座はこの絶対的と思われた価値観を、一挙に相対化してしまいます。
キリスト教しかないと思っていたら、仏教もイスラム教もあった、というのがこれです。
たとえばどこかの独裁的な国家で、完全に主義思想を統制していて、国民に徹底的に自国の論理をすり込んだとします。しかし、その国民も、アメリカに留学し、中東を旅し、日本で仕事をしたらどうなるか?
自分が絶対だと信じていた思想や価値観が、じつは地球の中では、「一部のもの」でしかなかったと知ることになります。他のものがいっぱいある。
多様な人間の価値観を知ることで、誰か個人との絶対的なところから自由になれる、というのが射手座です。

ところが射手座においては、拘束的な状態からの自由は獲得できますし、多様な考えを得ることで、深い思索を行い、本質的なことも考えることもできますが、まだそれを現実の社会に反映させることや実現させるところまでは行っていません。
いろんな考え方を止揚しようとしますので、高尚さや精神性は持ちますし、いろんな人からの情報を吸い上げていますので、大きな視野も獲得しています。
でも、考えを広め、教育をすることはできても、それで社会を作り出すことができません。

社会性や計画性、実現の力を持つ山羊座は、これを単に思想的なものにとどめず、真に役立つものとして世の中に形として送り出すことができます。
古代においては宗教や信仰が国の核としてあったのですが、実際に国家としての体裁を整え、経済を成り立たせ、周辺国とも交渉して生き残っていくためには、もっと実質的な体制作りが必要になります。
このような関係が射手座と山羊座にもあるのです。
あるいは今でも通用する理屈としては、射手座はいろんな人の体験や情報、価値観などから、世の一般的な法とか倫理とか、そういうものを考案する機能を持つとすると、それを社会の制度として確立するのが山羊座なのです。

一方、山羊座はグローバルな意味で、地のエレメントの現実を形にしていきます。そのため社会的なステイタス、成功することへの野心も強い。
山羊座の資質が極端になると、金儲け主義・数字至上主義や体制側からの締め付け、管理社会などを作り出します。
そうなると個人は抑圧され、委縮します。
その段階に至ると、フランスで革命が起きて自由や民主主義が広まったように、世の中に存在する多くの人が共有できる幸福や理想について考えるようになります。あるいは、マルクスの共産主義思想のようなものです(共産主義は占星術的には天王星や水瓶座に分類されています)。
これが水瓶座の資質ということになります。
現実の成果や実績一辺倒の山羊座が持たない、平等や自由や博愛、こうした公共的な理想の精神が水瓶座なのです。

水瓶座の理念は崇高なもので、人の理知の最も高く広いエリアをカバーします。
しかし、世の中を良いほうへ変えなければいけないと論説をふるう革命家は、往々にして個人のしがらみとか情とか、そんなものは置き去りにしています。
革命は時に非情なこともやってのけますが、それは人としての情がもっとも関与しにくいところに達してしまうからです。知性を人間的な特質とコメントで解説しましたが、これは一面的な意見で、人としての情や体感などこそ人間的なものであるというのも正論。水瓶座は、そういった意味での人間らしさから遠のいてしまう危険もあるのです。
こうして水瓶座の後を受ける魚座は、水瓶座に最も欠如した情を強く持つ一方で、水瓶座の延長でそれを広い意味で拡散させます。
たとえば修道女のように、精神の奥深いところに入り込み、貧しい人々のために尽くします。
それは理屈ではなく、人として相手の苦境やその中での悲しみに共鳴するからです。だからこそ、何かして差し上げたい。それは魚座の想いなのです(理念ではなく)。
それは究極的には無私の行為となります。

ところが魚座のような「自分があまりない境地」に達してしまうと、自我は雲散霧消してしまい、限りなく希薄となります。
自分が何でもあるかどこを目指しているのかもわからなくなる。
牡羊座は魚座が失ってしまったものすべてを持ちます。
無から生まれた自分。
この世に誕生した自分が、「うおー! これから何をやってやろう!!」という激しく熱い意欲や衝動を持ちます。

前回の解説と重複している部分もあると思いますが、こういうところを実感として理解として持ってもらえば、12星座は理解しやすくなります。

もう一つ、エレメントに重点を置いた解釈もできます。

火のエレメントだけに焦点を当てて、
牡羊座→獅子座→射手座
というプロセスに注目すると、火の特性である情熱、意欲といったものがどう成長していくかということがわかります。
牡羊座では理由も他者もわからないまま、とにかく体験しようとしますし、その体験によって自分の生を実感します。獅子座はその先に自我の確立をして、自分の勢力を拡大しようとします。射手座ではもう少し複雑になり(これは天秤座以降の星座だから)、より多くの人間の中で自分の火(情熱)を分散しようとします(わかりやすくたとえると、宗教家が自分の教えを広めるような行為)。

地のエレメントの、
牡牛座→乙女座→山羊座
というプロセスでは、地の特性である現実、実利という観点での推移が見えます。
牡牛座で自分が得ること(財や才能)、乙女座でそれを役立てること、山羊座で成功すること、成果を出すこと、というプロセスになります。

風のエレメントの、
双子座→天秤座→水瓶座
というプロセスでは、風の特性である知性、理性といった観点での推移が見えます。
双子座でいろんなことを知る、天秤座では人間関係のためにその知識を使う、水瓶座で人の理想的な社会のために生かす、ということになります。

水のエレメントでは、
蟹座→蠍座→魚座
というプロセスでは、水の特性である情、共感といった観点での推移として、
蟹座で本質的に持つべき優しさなどの情操を得、蠍座でより深い人間関係の中でそれを見つめ、魚座で無制限にそれを拡散させる、あるいは受容する、というところでしょうか。

これらは私が今回の記事に当たって選んだ言葉で、もう少し別な表現ができるものもあるでしょう。
皆さんなりに、もっと適切な言葉があるとお考えになったら、それを当てはめてみてください。

あと、もうちょっと続けますね。
みっちゃんのご質問に
牡羊座と双子座には似通った質があるとのことですが、12星座内で他にも似通った質を持っている星座は、あるのでしょうか?
似通った質は、牡羊座と双子座のみでしょうか?
他にもあるならば、知りたいです。
というのがあったのですが、これも12星座を理解する上で、よいアプローチになると思います。

例えば今日の記事を読んでもらっても、なんとなく伝わったかとは思うのですが、水瓶座と射手座は似た部分を感じることもあるかと思います。
どちらも自由とか理想とか、広い意味での思想とか博愛とか、精神的な面でいやに通じる部分があります。じつは12星座の中でも、射手座と水瓶座は非常に良い相性関係があります。それはこの二つの星座が、プロセスこそ違え、同じような考えを持ちやすいからなのです。

また今日の記事でもお伝えしましたが、ポウラリティ関係の星座には似た部分があります。
一見すごく似たものに、乙女座と魚座があり、外から見る分にはこの二つのサインの行動は、同じように見えます。この二つのサインが強く働く場合、どちらでもたとえば医療関係というのが出てくることがありますが、それは「人の役に立ちたい」という思いを下敷きにしています。
でも、乙女座は「現実的に自分が役に立つことを示したい」という思いであり、魚座はたんに「困っている人がいたら助けたい」という情的な反応だったりします。
こう書くと、なんか乙女座がよくないような印象になってしまうかもしれませんが、この考えに裏打ちされている乙女座は、実際に有能なのです。有能であれば、助力を受ける人は喜びます。

牡牛座と蠍座も、忍耐強さは相当なもので、あまり自分の感情を出さずに黙々と働く姿は似ています。蠍座は情の星座ですが、内側に感情をため込むので、周囲から見たらわかりにくい面もあり、一見、マイペースな牡牛座に似てしまうのです。

ポウラリティ関係には、よく似たところがあります。
しかし、その振る舞いが似ていたとしても、その動機や内面は違っていたりします。

また山羊座と水瓶座が似ているということも、すでにでお伝えしました。
これはどちらも土星を支配星とするという、共通点があるからです。これについては、また10天体や支配星に関するところで詳しく解説しますが、水瓶座と山羊座は両方とも、日常生活の中で機能する星は土星になりやすいのです。
※ これについては詳しい解説はお待ちください。とくに蠍座、水瓶座、魚座など、支配星がトランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)発見以後、変更されたものについて。

水瓶座も日常的には、土星が表面化しやすいのです。そうすると、土星も天王星もわりと自分ルールが強いところは共通していますので、そこで共同戦線を張ってしまい、一見、水瓶座も土星つながりの山羊座っぽく感じられることがあります。
※ 自分ルールの強い傾向については、また解説します。

もともと地のエレメントの現実と風のエレメントの理性というのは、境界が曖昧なところがあります。
たとえば実利を出すためにどうしたらいいか、というのは、山羊座的なものなのですが、「どうしたらいいか」というのは、ほとんどの場合、理屈で語られます。人間は言葉でないと伝えられないからです。
同じ地→風の関係で言えば、もともと牡牛座と双子座の間では、また「肉感的な体感」とその後の「身近なエリアでの情報収集」という部分ですら、かなり近い。たとえば、牡牛座的な自分の所有で、弟のおもちゃを取ってしまったお兄ちゃんは、親に叱られ、場合によっては叩かれます。
この体感と理解は、牡牛座→双子座的なもので、区別がもともとつきにくいのです。
乙女座の「人のために役立とう」という性質と天秤座の「人との調和」でも、そもそも意味合いがかなり接近してしまい、山羊座と水瓶座あたりの社会性が強いサインになると、もうあまり差がなくなってしまうのです。

皆さん、もともと、そもそも、
地のエレメントの合理性や実利性、現実性は、風のエレメントの情報や知性、理屈にかなり近いと思いませんか?
これは物質的な世の中で、生計を成り立たせるためには、この二つが同調しやすいからです。
物質的な生活という軸を基準に考えたら、地と風はもっとも役に立つものなのです。

しかし、火の「こういうのやりたいんだ~」という熱気と水の「でもね、だってね、あの人はこう思ってるの」というような湿気は、物質的な基準に立てば、あまり役に立たないものなのです。
地と風は、「いやいや、そんなこというけど、こうしないといけないでしょ」みたいに言えるサインなのです。

逆に火と水というのは、真逆のエレメントのように思えるのですが、感情というか衝動で動くところは共通なのです。そもそも火は情熱で、水は情。「情」は共有しています。
これは言葉遊びではなく、この異質っぽく思えるエレメントを結びつけています。

情というと、わかりにくいかもしれないのですが、じつは水のエレメントほど衝動的なエレメントもない側面があります。
たとえば不倫とか不貞とか、そういった行動でも、のめり込んでしまうとそこから抜けにくい傾向が水のエレメントにあります(個人の話ではありません)。
それは当たり前に考えて、相手に共感しやすい水のほうが、相手の境遇や話に同調しやすいからです。極端な話、奥さんとうまくいかず、ずっとセックスもないし、愛情もない状態だという男の話に、もっとも同情しやすいし、信じやすいのは水のエレメントなのです。

火のエレメントも勢いや衝動に任せて、「いっちゃえ」みたいな行動を取りやすい傾向はあります。
そうすると、結果から見てですが、この火と水の行動は、あまり違わないように見えることがあります。

情に動かされる、というくくりで考えたとき、火と水は共通の土壌に立っています。
ここでは、理解しやすいと思いますので、恋愛関係で語らせていただきますが、火は情熱や衝動で行動し、水は相手への共感から来る情で行動します。
これは傍目から見ると、区別しにくいのです。

と、少し脱線気味になりましたので戻りますね。(笑)

そんなわけで山羊座と水瓶座も、似たところがある。
土星という支配星でもつながっている。

そういう意味では、牡牛座と天秤座はエレメント的にもクオリティ的にもつながりはないのですが、金星という支配星でつながっている部分でだけは共通していて、美意識や審美眼、エレガントで優美な暮らしといった部分では共有するところが大きいのです。
例えば誰もがうらやむような美的な空間や、調和的な夫婦関係など。これらを示したがるのは金星なのですが、より物質的に豊かな状態なのは牡牛座、夫婦間の関係性も含めて豊かでありたいというのが天秤座と見ることもできます。

同様に支配星を共有している星座には、似た傾向を示す星座があります。

特に似ているのは、射手座と魚座でしょう(どちらも木星が支配星)。
この二つのサインは、どちらも精神性や宗教性などで意味を共有しており、スピリチュアルな関心などでは同調していたり、メンタル的な反応が似ていたりします。

水星を支配星とする双子座と乙女座は、知性や理屈という点では似ています。
乙女座は地のエレメントですが、風のエレメントっぽく感じさせるところがあり、それは水星の作用なのです。水星は人の知性やコミュニケーション能力に関係するからです。

わかりにくいのは、火星を支配星とする牡羊座と蠍座です。
この二つのサインは、あまり似ていることを感じさせません。外へ向かって発信する牡羊座とうちへため込む蠍座はまるで違うからです。
ですから、似ているサインという観点ではないのですが、一応ここまで支配星つながりを解説してきたので、そこへ触れておきますね。

この二つの星座のは火と水という、まったく異なる傾向を持ちますが、前述のように何らかの情の衝動で動くというところは同じです。火星は、この情を牡羊座では外側へ向け、すごくわかりやすく行動に出します。
蠍座はこの火星の集中させるエネルギーを内側へ向けるため、牡羊座とはまったく違った反応を示してしまいます。むしろ反応を見せない、出さないのです。
しかし、火星の力というのは、どちらの星座も持っていて、意外にタフで闘争的な本質を持っています。蠍座も、ある意味、ズバッと相手を両断してしまうようなきつさを示すことがあるのですが、これは冥王星的な反応でもあるとともに、火星のよけいなものは排除してしまう力も関係しています。

そういう行動を取るときの蠍座には、ちょっとだけ牡羊座みたいな好戦的なところが垣間見えるかもしれません。

というところで、これで12星座の解説に区切りがつけられるかな?

また何かございましたら聞いてください。
この記事で、支配星ということで天体の解説も少し混じっちゃったので、次は10天体について解説したいと思います。
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