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12星座の解説と性格

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12星座の解説と性格

※この講座記事の12星座に関する本文は「コピー可」です。
ご自身でホロスコープを解読するときに、お手元に置いて参照ください。

ご要望があったので、もう少し12星座を固めてしつこくやります。(笑)
本来、この記事は本講座開始直前に、一種のデータバンクとして開示する予定のものでした。
しかし、今開示した方がわかりやすいでしょう(ちょっと予定が後ろへずれ込むのはお許しくださいね)。

あと、明日には、皆様に私が作成した「あんちょこ」をメールで送付いたします。
これは12星座10天体12ハウスなどの意味をエクセルのデータでまとめたものです。性格や職、人体部位など、今後、ホロスコープの具体的な解読に入っていったときのために、お手元で参照していただくためのものです。
これがありますと、今現在12星座や10天体の意味など、覚えておられなくても、突き合せてもらいながら解読したら、作業が楽になるというものです。
ちょっと、ずるですけどね。(笑)

でも、それでいいんです。
そうやって少しずつ身につけていってもらえたら。

エクセルのデータが開けないという方がいらっしゃいましたら、お申し出ください。
紙で印刷したものを郵送するようにいたします。
docomoとか携帯のメールアドレスの方も、それを何かヤフーとかGmailとかに転送してもらったらデータが開けるのではないかと思いますが……。

では。

12星座の意味を丸ごと暗記しようとすると、結構厳しいものがあります。そこで、まず連想的に把握してみることも有効です。
連想的というのは、人生の流れです。
牡羊座を出生というスタート地点にし、魚座を人生の終焉としてみると、12星座のみならず12ハウスに関してもある程度の理解が進むようになります。

各星座にはそれぞれの「構成3要素」という項目を、解説文の中に入れておきます。
前回までに解説した、ジェンダー、クオリティ、エレメントの三つが組み合わさって、その星座の性格ができるのだというようなことも考えながら読んでみてください。
また星座にはそれぞれ「支配星」というものがあります。
これについては、天体のところでまた解説いたします。

このあとは12星座すべての解説が列挙されますが……
これを見て、
「うわっ、こんなのいっぺんに覚えられない!」
と悲鳴を上げちゃってOKです(笑)。

覚えられなくて当然ですから。

一応、今日は情報として12星座全部をお出ししますが、これはじわじわ自分のもとにしていけばよいのです。
例えばいずれそのプロセスに入りますが、ご自分のホロスコープを読むときに、これらの情報が必要になります。

自分のホロスコープを読みながら、一つ一つの星座の意味を知っていく。
また別の誰か、家族とかご友人とか。
そんな人のホロスコープを読みながら、また一つ一つ知識を増やしていく。

それでいいのです。
だから、ここで焦ったりしないように。

では、まいりましょうか。

 
牡羊座 支配星=火星 構成3要素(男性星座、活動宮、火のエレメント) 
この世に生まれ出でた魂。
もっとも積極的でチャレンジ精神が強い。
自分がこの世に存在することそのものの実感を得ようとする。生の実感を得るための欲求が強いので、とにかくやってみること、その中で高揚感を持つことに傾注する。
結果、現実的には熱しやすく冷めやすいとか、熱中すると他のものが目に入らなくなるなどの牡羊座的な資質が際だってくるようになる。
また牡羊座の世界観の中では、まだこの世の中と自分は未分化になっているため、自分の考えを押しつけたり、押し通したりする傾向も、本質的には他人の立場、意見などが牡羊座にはなかなか実感としては理解できないため。
牡羊座がよく好戦的といわれるのは、この他人の立場や考えをまだ容認する段階にないためで、結果的に他人と争うことも生じてしまう。
しかし、男性星座で、創造性を意味する活動宮で、情熱の火のエレメント、という組み合わせは、新しい創造を行うためには絶対的に必要なポジティブな気質で、だからこそパイオニア精神とか前進する力などは、他の星座よりも強く備えている美質。
牡羊座というシンボルがなければ、どんな人間も根本的に新しい創造活動にはいることはできない。
牡羊座の支配星は火星で、この天体にはスポーツという意味もあるが、なぜスポーツが牡羊座や火星に関係しやすいかという理解は、この「やってみて高揚感を得て、充足を得る」というプロセスに最も近いものがスポーツだからと考えると、たんに火星の中にスポーツという意味があると暗記するより、はるかにリアルにその性質が理解しやすくなる。
開拓者、技術者、機械や工学に関連した職業、また火や熱に関するものとして鉄鋼やコック、パン屋やケーキ職人といった、何らかの特定技能を有する仕事。

 
牡牛座 支配星=金星 構成3要素(女性星座、不動宮、地のエレメント)
生まれ出でた魂は、才能を携え、ものを獲得していく。
小さな子供が自分の食べ物や遊び道具を、「自分のもの」として認識し、口に運んだり、自分のベッドの脇に置いたりするように、ここでは「所有する」「我がものとする」ことに重きが置かれる。
同時にこの二番目の星座で、「自分のもの」「他人のもの」という自他の区別が生じる。
所有物としての「才能」もここには含まれるし、埋蔵されているもの、自分の力で獲得したもの、そして得たものを守る、というような事柄が牡牛座には、もともと強く刻印されることになる。
人間も一つの動物として考えたとき、何かを得るためには努力したり我慢したりする必要があり、牡牛座のねばり強さや思いこみの強さは、この「獲得する」ことと無関係に存在しないと考えられる。
女性星座で、ものや状況の維持、固定に関わる不動宮、現実的な地のエレメント、という組み合わせは、基本的に保守的な気質を作り出す。結果的に牡羊座のような「自分がやる」的にはならず、むしろリーダーの下で現実的な手腕をふるうことの方が向いている。ただ、責任にある立場に置かれると、その状況を維持するために努力する。
現状からの変化は好まないことの方が多い。これは現実的な地のエレメントと不動宮の効果で、物事の決定に時間がかかるのもこのため。マイペース。
女性星座で、不動宮、地のエレメントである牡牛座は、一度決めたことに対しては、誰よりも強い信念を持ち、現実的に持続させることができる。
支配星の金星は金銭や財を表示する天体だが、これもこの世の中で「貨幣」というものが出現して以来、これが獲得する目標になったため。それ以前からあるもっと物質的なもの、たとえば土地や収穫物のようなものも、牡牛座には大いに関連している。銀行など金融機関。
大地に根ざしたものとして農園や花や果樹園、不動産業など。
金星のもう一つの側面である「愛」に関しても、牡牛座的な感覚では獲得するもの、所有するものとして認識される可能性もある。

 
双子座 支配星=水星 構成3要素(男性星座、変動宮、風のエレメント)
成長して行くにつれ、人は言葉を話し、他人とコミュニケーションを取るようになる。
自他の区別が生じた牡牛座のプロセスを通過すると、その他人とのコミュニケーションが必然的に迫られてくる。
家庭に兄弟がいた場合、目線の近いコミュニケーションはここから発生することも多く、そのため双子座には星座の象意のまま、兄弟という意味合いが強くある。
またこの時点では、比較的身近な範疇、手の届く領域にあるものを、急速に次々に知ろうとする。
これは積極的な男性星座と、本質的に変化を好む柔軟宮、知的な働きをする風のエレメントの組み合わせが生み出す結果で、知的好奇心を一点に持続させることは難しくなり、興味の対象は常に変化するようになるため。
結果的にその知的活動は「広く浅く」になりがち。
飽きっぽいところなど、一見、牡羊座と似たところはあるが、この本質は知ることにある。
おしゃべり好きで好奇心旺盛、機敏といったことが目立つ双子座の資質はこうしたところから生まれる。
ごく初期の知的発展というところから、教育制度の中では初等教育が双子座の範疇。
またコミュニケーションというところから、情報や通信ということも双子座の管理するところ。
支配星である水星は、商業の神であるため、物流などにも関わってくる。
しかし、水星は本質的には知的な活動を行う星で、双子座とほとんど同じ意味合いを持っている。そのため頭脳労働者や教師など、ものを教える立場の人間、文筆家、情報や通信に携わる人間の多くが、この星を使っているし、一般的な事務や経理など、多くの人間がこの水星をもっとも身近な能力として使っている。

 
蟹座 支配星=月 構成3要素(女性星座、活動宮、水のエレメント)
ある程度知ることを通過した結果、人は情操が芽生えてくる。
子供がおままごとを覚えるように、この段階では日常的な世界での情の体験が前面に出てくる。
結果、世話好きとかという蟹座の資質が生まれてくる。
受動的な女性星座と情の水のエレメントの組み合わせは、まさにこのための「感受性」を作り出す。しかし、水のエレメントとして最初に登場するこの星座は、感情面でもかなり無垢である。
そのため何事もない状態だと、お人好しであったり、庶民的な親しみやすさを持つが、感情をすぐに表に出してしまうとか、気分にムラのあるお天気屋さん的なところも併せ持つようになる。
当然のことながら、無垢であるため、傷つきやすく、デリケートな側面を強く持つようになる。
イメージとしてはインナーチャイルド的なものを強く持っており、支配星の月とともに蟹座は人としての初期の感情、蓄積されたものの象徴として考えることができる。
この女性星座、情の水のエレメント、さらに創造を行う活動宮の資質が加わることで、ここに受容しつつ生み出すものとしての「母」「母性」というものが強く意味づけられる。
こうした人生の中の初期に、情操を発展させながら居心地の良い空間として用意されるのが家庭で、蟹座はそうしたものとも深く関係する。
また蟹座や月は模倣性があるともいわれるが、これは両親など身近に存在する人間を見て、それを真似ることが人間の生育過程にあるため(おままごとは、まさにそれ)。
この刷り込みは多くの場合、無意識的で、とくに支配星の月には幼年期という意味がある。この幼年期に蓄積されたものが、人間の無意識とつながっている。
蟹座の資質が凝縮された月には、母、家庭、幼児、無意識、感情などの他、人間が生きていくために必要とする日用品だとか食料、衣料品など、きわめて身近に存在するものの象意が含まれる。こうした庶民性などから、一般大衆という意味もある。

 
獅子座 支配星=太陽 構成3要素(男性星座、不動宮、火のエレメント)
家庭の中で母によって養育されていた人間も「自我」に目覚める。
きわめて当然の成り行きとして、成長過程で人は自我に目覚めて反抗期を迎える、これは自分という人間の確立のためには避けて通れないプロセス。
獅子座がわがままであるとか、我が強いとか言われるゆえんがここにある。
男性星座で高揚感を求める火のエレメント、そしてそれを固定して我が身の元へとどめる不動宮の効果がミックスされた結果、自己顕示欲は12星座の中でももっとも強く持つ。
賞賛、賛美を受けることを望むのは、ある程度成長した子供が親のほめ言葉を求めるのと同じで、そうすることでさらに自我が強化されるから。
獅子座はこうした自分の力の強化ということに関わっており、公明正大さや堂々とした態度は、この強化の結果によるもの。
他人に頭を下げるのを嫌がったり、傲慢に見えたり、謙虚さが乏しいとか、個性が際だつほど欠点も見えやすくなるが、星座の個体としてみたときに、もっともエネルギーに満ちているのはこの獅子座といえる。
支配星の太陽は、まさにエネルギーそのものの象徴で、他の天体すべてを統合した力でもある。太陽系の中で中心にあるは、もちろん太陽。俳優や芸能人のような多くの人の喝采や賞賛を浴び、ステージの上で中央に立てる仕事や立場は、まさに獅子座的。
劇場やレジャー施設、豪華なホテルなどの華やかな場所。
人体でも、生命活動の源である心臓を象徴するのが太陽である。

乙女座 支配星=水星 構成3要素(女性星座、柔軟宮、地のエレメント)
自我を一度解体し、修正するプロセス。
自分中心で生きることを覚えても、すぐに人間は他の存在から頭を打たれるという体験をする。
結果、エゴ中心では人間関係の中で、うまく生きていくことは難しいと知る、そうなれば、当然、それまでの自分というものを見つめ直す機会が必要になる。
乙女座は他者への批判精神が強いということがよく指摘されるが、これはコインの表裏のようなもので、人の批判を受けることを強く意識するからこその行動(つまり自分への批判精神もある)。
乙女座の女性星座と地のエレメント、そして解体や変化の柔軟宮は、現実の中で人から自分への評価や批判を受けることで、やはり現実的に自分をしつけ、変えていこうとする。しかし、獅子座の段階で身につけたエゴは消えたわけではなく、他者からの批判されるとややヒステリックな反応で返してしまう。
また獅子座で自分というもの打ち出した反動のように、この段階では上から指示されることにかなり忠実に、まじめにやり抜こうとする。奉仕精神もあり、人の役に立とうとする。
地のエレメントの実際性、柔軟宮の臨機応変さや対応能力は、この乙女座には優れた労働力や勤勉さとして体現されるし、また実際的なセンサーが細かく分散されるので、細部に神経が行き届くようになる。
逆に大局的なことは見えにくくなってしまう。
双子座にいては単に情報収集だった支配星の水星だが、乙女座においては知的な能力が修練を積み重ねたものとして役に立つように発揮される。
結果、経理や事務といった非常に実務的な職業や能力として表面化するほか、秘書や研究助手などのサポート役、また情報そのものを分析する評論、調査といった仕事にも適用できる。

天秤座 支配星=金星 構成3要素(男性星座、活動宮、風のエレメント)
パートナーと手を携える魂。
自分という存在の始まりであった牡羊座の対極に位置する天秤座は、正面から向かい合う対人関係そのもの。
もっとも西側に位置する乙女座と天秤座では、つねに他者の存在が重要となる。
男性星座、理性的な働きを強く持つ風のエレメントと創造性の活動宮は、当然のことながら人間関係の中でも創造的なものを築こうとする。
人間関係の中でも調和的で洗練された、ある意味で人間らしい(知性的という意味で)空間を求める気持ちが強くなり、結果、人の顔色を見たり、優柔不断になったりしてしまう部分もあるが、基本的に善良であり公正さ、バランス感覚の中にある理性の強さなどが目立つ性格となる。
天秤座の段階では人の意見を受け入れて調整したりする能力が備わってくる。複数の異なる情報を統合したり、良いところをピックアップしたりできる。
平和や友好、エレガントさや礼儀正しさなどは、この天秤座にはもっとも好ましいもので、自分の嗜好品や人間関係、職などにもこのようなものを求める傾向は強くなる。
支配星の金星は、ここでは愛情そのものの象徴として意識されることが多い。
対人関係の天秤座は、結婚など、愛する者との暮らしをそのまま象徴している部分がある。
対人関係の中でもっとも濃いものが、「私」と「あなた」の関係であり、夫婦関係だから。
結婚そのものに関わる仕事や、愛、美、人間ならではの文化である芸術や美術、演劇、ファッションやアクセサリー、宝石貴金属などはこの金星や天秤座の領域に関わっている。
また仕事上、契約ごとやパートナーとなる人物、共同経営などもこの星座の範疇にある。

 
蠍座 支配星=冥王星 副支配星=火星 構成3要素(女性星座、不動宮、水のエレメント)
パートナーを得ることに成功した魂が、完全な一体化を求める。
牡羊座の次に位置した牡牛座が「所有する」ことに関わっていたように、7番目の天秤座の次に位置する蠍座は、今度は対人関係の中での「所有する」ということに関わる。
相手を所有することと同時に、自分も相手に所有されるというのが蠍座の本質で、これは深い一体感なしには成立し得ない。嫉妬深い、執念深い、裏切りを許さないなどの蠍座気質は、こういったところから生まれる。一つになった存在なら、離れることなどあり得ないから。
そのため、矛盾もある。自分を相手の所有物にするというのは、いわば自分の「死」であり、まさに支配星の冥王星の意味するもの。
エゴはそれを恐れる。そのため蠍座は用心深く、なかなか相手に心を開かない、秘密主義的なところも持つようになる。これは不動宮もあるため。
一方で水のエレメントと女性星座は、相手を受容して共感する方へ動かすため、情にもろいところや、これという相手を見つけ出したときに非常に強い根深い衝動に駆られることにもつながる。
洞察力に長けているのも蠍座といわれるが、これはおそらく相手の本質を見抜きたいという欲求からも来ていると思われる。
しかし、本質は相手との一体化を求めるのが蠍座。
とはいえ、現実の世の中では他人との完全な一体化は不可能で、蠍座のこの欲求は実現されにくく、それでも相手との関係に執着して忍耐し続けることも多い。
情の濃さ、忍耐力、洞察力。信じたときの強さ。これらは12星座中、無類の蠍座の美質。
支配星の冥王星は、蠍座の性質を凝縮させたような天体。副支配星の火星は、冥王星発見以前の支配星で、この天体を通じて牡羊座とも関連性があり、闘争心の強さなどはここにも由来している。
また冥王星も火星も、人の性や死には強い関連性を持つ。セックスの行為の中で忘我になると、自我が消滅する瞬間が生じるのは、肉体的に蠍座の望みである一体化を遂げたとき、精神的にも自分が相手と溶け合い(と感じる)、自我の「死」を迎えるため。
運命学や占星術師、天文学者や心理学者、物理学者など、深遠なものを求める場合、この蠍座や冥王星が使用される。原子力や核も冥王星。大地や不動産に関したもの、埋蔵されたもの、地下、地下組織、探偵業などの象意がある。

 
射手座 支配星=木星 構成3要素(男性星座、柔軟宮、火のエレメント)
人との一体化、相互の所有からの離脱、すなわち自由を求める魂。
他人の所有下におかれるというのは、自分の価値観などもすべて相手に預けてしまうことにつながる。牡羊座から始まった人生のプロセスは、蠍座で非常に息苦しい領域に入ってしまい、一種可能性が閉ざされてしまうように見える。
男性星座の積極性と柔軟宮の破壊の力、火のエレメントの情熱は、そこから脱出するために役立つことになる。射手座の旗印のような「自由」や、束縛を嫌うという資質はここから来る。
初期の学習や情報収集に関わっていた双子座の対向に位置する射手座では、これまでの人間関係の中で得てきた体験を元に、さらに奥深い学問や考察につながっていく。
射手座には海外という意味もあるが、これは閉ざされた蠍座的世界の外側にある別な価値観であり、こうしたものを複数取り入れることで、これまで絶対と思いこんできた価値観は相対化されてしまい、その呪縛から自由になることができる(1でしかなかった世界が蠍座とすれば、2や3や4などの価値観を知ることで、もうそれは1=絶対ではなくなる)。
火のエレメントと落ち着きのない柔軟宮らしく、せっかちさや熱しやすく冷めやすい面もあるが、奥深く究明しようとする反面を持つ。
基本的に現状あるものを打ち壊すほうが性に合っているため、責任を取る立場や統率者としては不適任であることが多い。
寛大さやおおらかさ、公明正大、率直さといったものは、新しい見方や価値観を取り込み、現状を打破していくためにすべて必要とされるものだが、後のことはあまり考えないために無責任さやルーズさ、ずぼらといった気質となることも多い。
支配星の木星は、水星に対応する形では高等学問、大学などを表示する。また人間の価値や人生について多様な思索を持ち込むため、哲学や宗教にも関わる。
貿易、海外や旅行、ジャーナリストなど。

 
 
山羊座 支配星=土星 構成3要素(女性星座、活動宮、地のエレメント)
この世的な成功や実現、成果を求める魂。
自由を獲得した魂、より広い視野を手に入れた魂が、この世の中で達成できるもの。
母性や初期の居場所=家庭であった蟹座の対向に位置する山羊座は、この社会の中での自分の居場所、職業や得られるステータスなどにも関わり、女性星座でありながら父権的な性質も持つ。
家庭や配偶者との関係に耽溺していたのでは、この現実の社会では芽のでない存在のまま人生を送ることになる。射手座のステップで自由というジャンピング・ボートを使い、それらから離脱することができた魂は、当然、生きている社会の中でできることを行う。
そのために現実的計画的な地のエレメント、そして活動宮の創造的な行動が結びつき、山羊座は慎重さや勤勉さの他にも、非常に実際的で合理的な考え方を持ち、思うことを実現させる野心も抱く。女性星座であるため、ともすると消極的な面もあるが、自分自身のプランに基づいた着実な人生設計を持つ。
場合によっては、所属する企業や集団の中でトップに立つことも望む。
こういった計画性の中で、たとえば給与がいくらになったら結婚するとか、納得できる成果を上げたら次の段階に進むとか、非常に現実的計画的に考えるケースもある。
本質的に真面目な人物が多いのも、こういったおとなしめの女性星座、創造的な活動宮、成果を現実的に上げる地のエレメントの組み合わさった結果。
また自分が有能であれば、他人の対しての厳しさも強くなり、時に合理性や成果を重んじるあまり、非情な印象に結びつくこともある。
支配星の土星は、権威的な星であり、冷たさや厳しさを備えている。物事を抑制したり、遅滞させる効果が強いため、人には逆境や試練と感じられることも多いが、山羊座と同様に物事を形にする、完成させる機能を持っている。
権威のある職業、政治家や高官、裁判官であるとか医師なども表示することがあるが、伝統や格式を誇る「道」の付く職業や相撲や歌舞伎なども含まれる。農林業も土星の範疇であるほか、土木建築もある。

 
 
水瓶座 支配星=天王星 副支配星=土星 構成3要素(男性星座、不動宮、風のエレメント)
実績や身につけた自信を持って、理想を考える魂。
社会的な成功を収めた実業家たちが集まり、世の中にために奉仕するライオンズ・クラブやロータリー・クラブなどは、きわめて水瓶座的な組織。
エゴの獅子座と対向する星座であることも関連しており、ここではエゴを超えた活動ということが主眼になる。すなわち世のため人のため、理想のため、というようなフレーズ。
水瓶座は博愛精神があるといわれるゆえんは、ここあたりに根ざしている。
知的な活動である風のエレメントは、ここではすでに社会や人類といった領域まで拡大されており、山羊座で実現されたこの世の富を再配分したり、理想的社会の実現ために使ったり、理念の実現や拡大といったことを、不動宮的にこの世に定着させようとする。
こういった活動が山羊座でできず、水瓶座になってできるようになるのは、野心や理想に変わることもあるが、山羊座が女性で水瓶座が男性星座であるためもある。
また山羊座・土星というものが、この世の中の現実や決まり事、枠を示すのに対して、天王星という革命の星を支配星に持つ水瓶座は、この枠を壊して変えていこうとする。
水瓶座の持つ理屈っぽさや理想主義、完璧主義といったものは、常識的なものを超えようとする精神から発しており、そのために現実や常識から外れた言動につながることもある。
思想的に共鳴する人間とは同志同胞的な友愛を強く抱く。
マイナス面が強く出てくると、独断や偏見といった、自分の考えに固執する傾向になる。
支配星の天王星は、変革、改革、革命など、現状を打破する力を持つ、個人的にはトラブルや自己の形で迫ってくることも多いが、この星の働きがなければ社会は何も変化せずに土星的な息苦しさだけが続くことになる。
一方、副支配星は山羊座と同じく土星(副支配星とは言わず、今でも支配星は土星と天王星の二つとする研究家も多い)。山羊座と水瓶座は、土星を通じては似通っているところもあり、自分の考えに固まりやすいような気質は、ここから発している部分もある。
それまでの常識を越えた技術やシステムは、天王星の領域に少なからず関連している。航空機、宇宙工学、放射線、電磁波、先端的な技術や機器、占星術なども天王星だが、それまでの時代から考えると非常に新しいものは天王星的といえる。単に風変わりな考え方や人物像をもたらすことも多い。

 
魚座 支配星=海王星 副支配星=木星 構成3要素(女性星座、柔軟宮、水のエレメント)
魂の最後のプロセス。次なる成長への前段階。
牡羊座を始点にした魂は、ここで終点に達する。乙女座に対向する魚座は、乙女座が他人との関わりの中で自分のエゴをしつけていたのに対し、エゴを完全に解放して、世の中にあるものすべてを受容することで、自分というものがバラバラ粉々になって、霧消していくような段階に至る。
このため魚座の特質を持つ人は、「自分というものがわからない」「性格が把握できない」といった傾向を持つようになる。感受性豊かで同情心が強く、献身性も強いのは自分が希薄だからこそ。
受容の女性星座、それまでの自己の解体につながる柔軟宮、それが理屈ではなく情の水のエレメントなどと組み合わさること、それに加え、感受性豊かな海王星の効果も相まって、魚座は12星座の中で、もっとも受信受容ということに傾いた星座になる。
それも、そこには理屈は介在しておらず、まったく整理されないままの混沌とした様々な情報が無限大に流れ込むことで、もっとももろいエゴを持っていた魚座は、ますます存在感が希薄に感じられるようになる。これはとくに自分がそう感じる(現実に自我が消滅する人はいないけれど、わかりやすくいうと、という意味です)。
曖昧ではっきりせず、論理的でなく、雰囲気やインスピレーションで行動や反応をしてしまう魚座の質は、ここから来ている。
水瓶座で理想・理屈ということを考えた人間は、それでもこの最後の段階に来て、理想や理屈というものがやはり人間の考えたものに過ぎないことを知る、いや、知るというよりも直感的に受け取ってしまう。
海王星はこの天王星の打ち出した改革の理念さえも吹き飛ばしてしまい、最終的には神の意志とか、膨大な潜在意識の海にある情報の中に、それを投げ入れてしまう。
明瞭な自分というものがない魚座は、他者から受け取るものが大きく、共感する気持ちや涙もろさ、優しさといったものを強く持つ。献身的な生き方や奉仕活動などにシンクロしやすく、この世的な野望や欲望はきわめて薄い(するとすれば、誰かのために尽くしたいとか役立ちたいという欲)。
しかし、自分がないために他に支配され、振り回された結果、定まらぬ人生を送ることもあり得る。
支配星の海王星は、太陽系のもっと外部を周回する「惑星」(冥王星はすでに準惑星に降格された)。
医療関係者や福祉や介護といった仕事は、この海王星や魚座に関わっていることが多い。
スピリチュアル、律動や躍動感の必要なダンスや音楽、芸術活動全般、占い。
また水や液体に関するところから飲食や飲料水、酒など水商売に関連するケースも非常に多い。
風俗も含まれる。ほか、茶道華道書道など。

こうして12星座を一巡します。
魚座にいたって、自我が大きなものに呑まれてしまったサイクルの果てに、またもう一度、魂のプロセスを始めようとすると、新たな自我が必要になります。
それが次のサイクルの牡羊座ということになります。

ついでに申しますと、この12星座のサイクルには別な解釈もできます。

もともと蠍座は死にまつわる意味もある星座です。
つまり一般的には、蠍座で人間は死ぬ、という解釈もありなのです。
牡羊座で生まれ、牡牛座で才能を得て、双子座で近しい人と交わり、蟹座で家族を過ごし、獅子座で自我を目覚めさせ、乙女座で人の役に立ち(つまりこの段階で働くという解釈)、天秤座で結婚、蠍座で子孫を残し他界。
で、現世のエンドという解釈もでき、その後のプロセスは地上を離れた魂のプロセスとも考えられるのです。

だからこそ、射手座は物質から離れて自由となった魂で、山羊座では現世の行いが評価され、水瓶座で神の国へ入る門が開かれ(理想的な世界)、魚座では集合意識というのか、神の意識というのか、そこへ戻る。
人の魂は、本来は大本の神の意識から分かたれたもので、ある役割を持たされて現世に一時的に肉体を持たされて出現するものです。
大本の海が魚座で、そこへ戻った魂というのは、降った雨が川となって、いろいろなプロセスを経て、大海に戻った状態。
そこでは、他と溶け合った状態で自他の区別がありません。

ここからもう一回、現世のプロセスを経よう(転生)というのが、魚座→牡羊座のプロセスになるので、新たな魂の自我が必要とされるのです。
星座は前のものを継続して発展させる場合もあれば、前の星座の特質を反転させるような場合もあります。
魚座→牡羊座では、大海に溶けてしまったところから、逆に一点集中させる(火星的)新たな創造となります。

牡羊座の支配星の火星は、セックスなどにも関係しますが、魂がこの現世に戻ってくるためには、誰かにセックスしてもらわねばなりません。
そこで無のようになった海から、新たな命の火が立ち上がってくるのです。

このもう一つの解釈は、私が考えているだけのものなので、他の研究者が発言しているかどうかは、私は知りません。

が、まあ、こういうイメージの膨らませ方もあるよ、という意味で解説させていただきました。

ご質問が他にもありますので、もう少し12星座の解説、続けますね。
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