私自身、7、8.1、10のWindowsでインストールできているということは前回申し上げておりますし、また他からも「最初、アマテルのインストールに失敗したが、後で新しいPCを買って、手順通りやったらできた」というようなご報告もございます。
ただ、なぜか、毎年インストールできない方がおられます。
この理由については、私もよくわかりません。
実際、前に関西に行くことがあり、その地域の生徒さんがアマテルのインストールができないということだったので、行ったついでに私がインストール作業をすると、実にあっけなくできました。
※ この作業は2016年12月に行いましたが、状況的には今も変わりがないと思われます。そのPCはWindows10でした。
近くにお住まいの方ならお手伝いできますが、そうでない場合はなかなか難しい。
私も正直、PCのようなものは苦手で、必要に迫られて覚えたことを皆さんにお伝えしているだけなのです。
十分にお力になれない点もございますが、何卒ご容赦ください。
ただ、わからないことがございましたら、コメントなどで書き込んでください。
もちろん、できるかぎりお力添えいたします。
それで解決につながれば、ほかの生徒さんのお役にも立ちますので、そのようになさってください。
私以上にPCに明るい受講生の方が毎年いらっしゃいますし、「私はこうやったらできたよ」と教えてくれるというような助け合いが生じる場合もあります。
もしアマテルがインストールできない場合は、ご自身でソフトをご用意ください、ということを申し上げておりますが。
しかし、それすらわからないというケースもございます。
そこでこの講座の中では使用しませんが、ほかに推奨するソフトがあります。
有名なStargazer(スターゲイザー)というものです。
このような書籍に付随した占星術ソフトで、¥3980(税別)です。
これはもともとWindows用に開発されたもので、日本人が作ったものなので、アマテルと同じように日本語で扱えます。
またアマテルよりも動作がとても軽く、多機能な部分もあります。
金額的にも海外の高価なソフトを購入することを考えたら、破格に安い。
そんなソフトをなぜ講座で使わないか?
というと、このソフトの制作者の小曽根秋男さんが、かなり明確にこのソフトの著作権について言及されていて(当たり前の権利ですが)、この方の許可なく画像をブログにUPしたり、書籍に載せたり、また講座やセミナーなどの解説に使用することもできないのです。
許諾を得た場合も、使用料をお支払いする必要があります。
そうすると、かなり安価に設定しておりますこの講座の料金にも跳ね返ってしまいます。
そこでアマテルを使っているわけです。
アマテルの製作者の大澤義孝さんにつきましては、私は直接メールで問い合わせ、書物掲載やブログ掲載もかまわないとのお言葉をいただいております。ただブログなどでUPするときには、アマテルの名とURLに関するクレジットを一緒に挙げてほしいとのことです。
その点でもアマテルが、圧倒的に講座では使いやすいソフトなのです。
ですが、もしアマテルがインストールできない場合、Windowsの方にはStargazerを購入してインストールすることをお薦めいたします。
これがあれば、上級まで受講するとしても二年の講座はほぼクリアできます。
講座内では使いませんが、皆さんが勝手にStargazerを使う分には何の問題もありません。
要するに同じホロスコープが表示できれば良いので、私は皆さんがどんな占星術ソフトを使用しても、そこは構わないのです。すでに使っている専門的なソフトがあれば、アマテルは必要がないという見方もできます。
Stargazerですが、一つだけ、アドバイスしておきます。
書籍にはソフトのCD-ROMが付随しており、これをインストールすることになります。通常、ドライブに入れたら勝手にインストールが始まります。
このあたりのことは書籍に解説があります。
が、比較的新しいWindowsだと、インストール後、ホロスコープを開くと、普通、表示されているはずの天体記号が「・」になっていることがあります。ぽちっと、黒い点だけ。あるいは、なんか訳のわからない記号になっていることもあります。
そこでたいていの人がつまずくのですが、慌てず、次の作業を行ってみてください。
インストール後、デスクトップにはStargazerのアイコンがあると思います。なければ作ってください。
そのアイコンの上で右クリック→「管理者として実行」をクリックしてください。
すると「次の不明な発行元からのプログラムにこのコンピュータへの変更を許可しますか?」というメッセージのダイアログが出ますが、「はい」をクリックしてください。
※ 画像をお出しして解説したほうが親切なのは理解しているのですが、Stargazerの画像にはすべて著作権制限がありますので、言葉で解説させてください。
次に「StargazerWDプログラムメニュー」というのが出てきます。
「基本設定」をクリックすると、「StargazerWDの基本設定」という画面が出ます。
そこで下のほうにある「全初期化」をクリック、その後、「設定書込」をクリックしてください。
これでもう一度、あらためてStargazerを最初から立ち上げてみてください。
今度は天体記号が表示されるはずです。
Stargazerに関しては、ここら辺が講座の中で触れるのは限界かと思います。
これを使っての講座ではないからです。もしわからないことがありましたら、個人的にお問い合わせください。
だいたいのことはStargazerの書籍に書いてあります。
Windows10でのインストールと天体記号の問題については、出版元からの解説として次のようなページもございますので、参照してみてください。
http://gihyo.jp/book/2006/4-7741-2887-2/support
次にMacはどうなのか?
ということを。
アマテルをMacにインストールできたというご報告は、ネット上では見つけ出すことができるのですが、現状、かなり専門的な知識が必要みたいで、私は読んだだけでもう何をすればよいのかわかりませんでした。
私も実はMacを使っているのですが、この中にWindows8.1をブートキャンプしています(Macの中にWindowsを入れている)。
それで実質、WindowsのPCとして使っていたりします。アマテルもStargazerもそのWindowsの中にインストールできています。
こういう裏技的なものもありますが。
最近になって、Macでも使える占星術ソフトがちらほら出てきたようです。
iPhemerisというものがアップルストアにございますので、これをインストールしてみてください。(有料です。7400円)
ただし、三重円の機能がまだないはずです。
しかし、非常に美しいホロスコープ画面でアマテルに似ています。二重円まではこれでいけるはずですし、チャートをプリントアウトするなどして突き合わせるなどすれば講座内容も理解しやすいと思います。
一点、問題なのは、この講座で設定してもらっているアスペクトの色が逆転することです。
ハードアスペクトが赤、ソフトアスペクトが青のはずです。この色の変更ができないのです。
ここだけはご自身の中で慣れていただくしかありません。
またほかにもMacで使えるソフトがいくつか出てきているようですが、この点については私も調査不足です。
タブレットやスマホで使えるソフトもたくさん増えてきています。
私は普段、iPhoneを使っているのですが、スマホ用にもiPhemerisがありますし、Astro GoldとかiKaironなど、続々とソフトが増えてきています。
初級クラスの学習であれば、これらでも対応できると思いますし、またネット上に存在する、無料ホロスコープ作成サイトを利用する手段もあります。
ただ、オーブなどの設定が異なっている可能性はあります。完全に同じチャートにはならないかもしれません。
講座それ自体は、極端な話、毎度チャートを画像表示して行うので、読むことでついてくることはできます。ほかのフリーの占星術ソフトもありますし、それをインストールして一助にすることもできるでしょう。
ソフトの有無が絶対条件ではありません。昔はそんなものは存在せずに学習していたのですから。
絶対条件ではありませんが、でも、やはりあったほうが理解しやすいのが当たり前です。
どうか、それぞれの環境に合ったソフトを入手し、ご準備を進めてくださいませ。
二年目の上級クラスになると、三重円を表示できるソフトをお持ちになっていた方が良いことは確かです。
本格的な占星術ソフトとして、私が持っているのは、Keplerです(33600円)。
OSもWindows98以降のすべてに対応しています。私はこれを10にも入れています。
また、Macでも「パワーマックでヴァーチャルPCソフトウエアがインストールされている」という条件がついていますが、使用することができます。
これはそこそこお値段もしますし、すべて英語です。ですから、私もどうしてもなかなか自由に使いこなせません。なんとなくあれこれやって、欲しい機能を見つけては研究している状態です。
プロを目指す方は検討されても良いかと思います。
が、講座の学習については、アマテルかStargazerのどちらかが確保されていれば、上級クラスでもなんとかなります。
では、今日はこの辺で。