本日は、朗報が一つございます。
つい最近まで私も知らなかったのですが、とても良い無料ホロスコープ作成サイトがあります。
今やそういうものがたくさんある時代なのですが、この講座に参加される方の中でもいずれ役に立つと思われる優良サイトを、ある方がお知らせくださいました(5期の方です)。
このホーム画面を開いていただき、「無料ホロスコープ」→「出生データによる、さらなるチャート選択」に進み、ご自分の出生データを入力していただくと、ご自身の出生図を作成できます。
アストロ・ディーンストによる私のネイタル・チャートです。
あれ?って思われるかもしれませんが、そう、このチャートではアスペクトの色が赤と青が入れ替わっています。ハードアスペクトが赤、ソフトアスペクトが青になっています。これは私がお願いしている設定とは反対です。
もっともこれはどちらが正解不正解もなく、たんに好みや感覚の問題です。しかし、全体的な傾向としてはこの図のような色になっていることの方が多いようです(信号機と同じような色彩感覚でしょうか。赤→危険=ハードアスペクト 青→安全→ソフトアスペクト)。
講座はハード=青、ソフト=赤の図で進めていきますが、もし逆の設定になっているソフトしか使えない(そのソフトが色設定ができない)場合は、脳内変換してやってください。
お願いします。
ただ、アスペクトの細かい設定はできないと思われます。
アスペクトがルーズになると破線にするとか、そういう小技は効かないので、度数を目で見てどれくらいの誤差のあるアスペクトかな~とか確認する必要があります(この辺はまた説明します)。
またマイナー・アスペクト(第2種アスペクト)は、このアストロ・ディーンストでは、点線で表示されています。その辺も違いがありますのでご注意ください。
このアスロト・ディーンストでは、「本人」だけではなく「パートナー」のデータを入力することもでき、1年目では相性ホロスコープの学習、2年目ではハーフサムやコンポジット・チャートで使用することができます。
アマテルでは不足する機能を補ってくれます。
ですから、是非、ご活用ください。
ただし!
一つご注意を。
これはネット上に存在する無料サイトです。
入力したデータが悪用されるとは、性善説的には思いたくありませんが、ひょっとしたらということも想定なさってください。
入力時に偽名で入れるとか、イニシャルだけにするとか、そういう配慮はあっていいかと思います。
そのへんの判断は、皆様ご自身にお任せいたします。
もう一つ、日本人にとってはとても有用で、しかも有名なStargazerについて追記しておきます。
これは非常に良いソフトです。とくにWindowsユーザーでしたら、是非、インストールしてください。お値段もとても割安です。
ただ、いくつか問題点や欠点はあります。これはアマテルも同じなので、そういうものだとご理解ください。
直近で問題となるのは、アスペクトのオーブ設定です。
アマテルと違い、このソフトはアスペクトごとのオーブ設定ができません。
ホロスコープを表示させたのち、「設定」→「座相設定」で使用するアスペクトを選択できます。
ここでメジャー(第1種)のワイドとタイト、マイナー(第2種)のワイドとタイトの設定となりますが、この講座で使用するチャートと同じにする場合。
メジャーのワイド=8度
メジャーのタイト=3度
マイナーのワイド=3度
マイナーのタイト=1.5度
となります。
一年目ではネイタル(出生図)の解読を主体にやりますので、ここで設定が必要になるのは「N-N」のところだけです。
「N-P」や「N-T」は二年目の設定時にまた解説いたしますので、それまでお待ちください。
Stargazerではほかに「接近」と「離反」の設定もできますが、今はどちらも同じ数値にしておいてください。
接近と離反というのは、あるアスペクト、90度のスクエアなら、そのスクエアが発生し、だんだん正確なアスペクト=90度ピッタリになるまでを接近と言い、誤差ゼロになったところから離れていくのを離反と言います。
接近と分離などと表現するところも多いです。
これも今は考えずに置いてください。
Stargazerは非常に優れたソフトですが、アスペクトごとにオーブを設定できないので、この講座の中で唯一、問題が生じるものがあります。
それはセクスタイル=60度です。
アマテルではこれをオーブを6度までにしてもらっています。
実際、セクスタイルに関しては6度とか5度くらいの効力しか考えない研究者が多い。
私も同じ意見です。
しかし、Stargazerではメジャーアスペクト全体をひとくくりにしていますので、ほかのコンジャンクション、オポジションやトラインなども、またセクスタイルも同じオーブ設定になってしまいます。
そのため以下のような問題が発生します。
このチャートの月と天王星に注目してください。破線の赤いライン、これは60度のセクスタイルがあります。
ところが、この一時間前だとありません。
月は双子座の22.34度、天王星は牡羊座の28.45度。
これだど誤差が6度以上あるので、アマテルだとアスペクトが存在しなくなってしまうのですが、メジャー・アスペクト全部がオーブ8度に設定されてしまうStargazerでは、この一時間前のチャートでもセクスタイルが表示されてしまいます。
ですので、Stargazerのユーザーの皆さんは、セクスタイルに限っては、破線になっているときにはその誤差に注目してください。
「もしかしたら、講座の設定よりも広くなっていて、セクスタイルの効力がないかもしれない」と。
今後、講座が始まったときに、完全に同じ図になっていないために戸惑われる方がいるかもしれませんので、今のうちにお知らせしておきました。
それからもう一つ。
Stargazerのアスペクトの色設定についてですが、これはStargazerのテキストの67ページに書いております。
これも図は出せませんので、言葉で説明いたします。
「設定」→「表示色設定」で、アスペクトの色を設定できる画面が出ます。
下のほうの「ドラッグ元」には、線の種類も実線、破線も数種類選べるようになっていますが、線の種類はもともとの状態でOKです。
色はドラッグ元のところに、いろんな色の枠があると思いますが、赤を選びたい場合は、赤のところで左クリックし、そのクリックしたまま動かして(ドラッグ)、自分が設定したいアスペクトのところまで動かして、そしてクリックを離してください。
たとえば赤のドラッグ元で左クリック→△のトラインのところまで動かし離す。すると、トラインは赤で設定されるはずです。
同様な作業を繰り返してもらい、講座と同じ設定にできたら、それを右側のエリアに「記憶」というところがありますよね?
たとえば「設定01」を選んで「記憶」してもらうと、講座用に作ったこの設定が、「設定01」に保存されます。
これでOKです。
ご自分のホロスコープを表示させようと思ったら、最初からスタートして、「Stargazer WD プログラムメニュー」で「ホロスコープ3重円」をクリック、出生データを選択できますので、ご自分のを選択し、そこで「設定01」を選択して「決定」をクリックしてください。
すると「設定01」に記憶させたアスペクトや色の設定で、ご自分のホロスコープをが3重円で表示されます。このときアスペクトは出ていないと思いますが、キイボードで「Ctrl」+「A」を同時に押してください。
アスペクトが表示されます。
3重円というのは、一番内側に出生図、もう一つ外側に進行(プログレス)、一番外側に経過(トランジット)が三つ重なって表示されたものです。
今は必要ありませんし、ごちゃごちゃして何のことかわからないと思います。
ここですぐに「F6」キイを押してください。
すると、すっきり。
ご自分の出生図だけが表示されます。
一年目の講座では、ここまでを理解しておいてもらえたら、何の問題もありません。
Stargazerについて解説しましたが、これはこのソフトを使った講座を行うという意味ではありません。これは、ちょっとしつこいかもしれませんが、繰り返し強調させていただきますね。(笑)
理由は前に申し上げた通りで、Stargazerの作成者の方に無断で講座で利用することができないからですし、これを使う場合、利用料をお支払いする必要があるからです。
皆さんがどのようなソフトを使うかは自由です。
講座はアマテルで行いますが、同じような機能を持つソフトとしてStargazerについて解説させていただいたにすぎないということですので、この点はご理解ください。
では、また。
講座開始までに、まだまだいくつかお伝えできますので。
次回は5月23日を予定しております。